活動報告

【終了】つなげる!横浜市長選挙スタディから次の一歩へ

20251114イベントチラシ画像

イベント終了しました

参加総数23名

身近なはずの選挙、だけどなぜ遠く感じるのだろう。
私たちは、市長選挙の候補者と公開意見交換の場も作ったのですが、その後なんだかやっぱり遠くなってしまう。

そしてまた次の選挙が気づけばやってくる。

ヨーロッパの若者協議会、若者議会の取組をベースに、全国で若者協議会を広げている

日本若者協議会 代表理事室橋さんに聞いた取組からは、

小さい頃こどものころ、学生の頃から、私たちは自分達でルールを決めることができる

変えることができるということをあまり成功体験としてもっていないことに気づかされました。

なんでそうなっているんだろう?その疑問を持つこと、そこから主権者としての気づきや

これからの自律的な選挙への取組をひとりひとりが持てるのかもしれないと

少ない参加人数ではありましたが、胸に残るイベントでした

イベント報告レポート(PDF)>>ダウンロードできます

イベント報告レポート(PDF)のテキストを以下に掲載


【文字起こし】日本若者協議会さんのお話まとめスライド

P.1
2025.11.14
日本若者協議会
室橋祐貴さんのお話

P.2
1.日本若者協議会について

●2015年11月設立
●39歳までの若者の声を政治に届けるだけでなく反映させる団体
●個人会員1000人
●高校生・大学生が7割
●ボランティアメイン

P.3
2.設立の動機(問題意識)

●投票啓発だけしても投票は増えない。
●投票したい候補がいない、若者向けの公約がなく、遠い。
●候補者に若者がいない。

P.4
3.日本若者協議会の発足

●若者を代表する組織が、法律や公約を議論する場にもっと入っていけるように
●ヨーロッパでは、若者に関する政策を作る時、若者の意見を聞くことが義務化されているので、その若者協議会を参考にした
●4人で始め、当初政治家との繋がりはなかったが、少しずつ信頼を得ながら繋がっていった

P.5
4.日本若者協議会の活動

●政治家への政策提言(アドボカシー)
○すべての政党とコネクションができた
○実際に反映されている
●一般社会への啓発
○民主主義ユースフェスティバルでの日本初の選挙小屋
○民主主義博物館の設立
●ネットワーク形成
○海外を含めた他の団体との合宿

P.6
5.日本の若者の政治への参加

●日本では「自分が声を上げれば社会を変えられる」と感じる若者が約20%と低く、他国は約70%と高い。
●日本の学校では、子どもの意見表明権が重視されていないことが根本にあり、学校の経験から「自分には力がない」と学んでしまう。

そこで日本若者協議会は…

P.7
これをした!

●校則改正のプロセス作り
●学校運営に生徒が参加する仕組み
●「生徒指導提要」:子どもの意見の大事さ
●「学習指導要領」改訂:子どもの権利や生徒会が学校の意思決定に入る

などを要望したり、文言を入れ込んだりした

P.8
6.アドボカシー・政策提言のコツ
お金がなくてもできること

●政治家に共感させる
○当事者の声(当事者と主に伝える)
○先行事例(他国や他地方の例など)
○データ(客観的事実)
○提言のタイミング大事!(法・予算の成立から逆算)
●世論が望んでいると見せる
○メディア
○署名

P.9
7.横浜市長選挙

●21年の市長選はだいぶやった
○「若者議会」
○「こどもの権利条例」
●25年の市長選はあまりやってない

P.10
質疑応答

P.11
室橋さんのヒストリー

●読書体験、NHKドキュメンタリー
●子どもの頃から世界の社会課題に関心
●日本の社会風土、ボトムアップには限界ある。社会風土やルールから変えないと変わらないと思った。
●政治より社会課題に関心がある

P.12
日本若者協議会内で声を集約する際の視点
●課題感が共有できるかということ
●利益が共有できるかということ
●自分たちの視点だけでなく全体像を掴むこと
○比較的裕福な私立校のメンバーが多いので経済的な視点など
●「多数決」より「権利」を重視
○少数意見でも人権、権利の観点で必要ならやる

P.13
提言・世論喚起の仕方の工夫
●相手側のナラティブ(物語・ストーリー)を重視して言い方を変える
●子育て系は朝日新聞、毎日新聞、神奈川新聞、SNS
●決定権のある人にいきなり会うのは難しくても、その人が会う人、なら会えるかも。誰の声なら聞くのかと考える。

P.14
主権者教育と学校が遠いのはなぜ?
●選管や教育委員会が消極的
●日本は政治家や保護者からのあとからのクレームを避けるための消極的中立。海外では、中立のルールを定めて、満たせば中立、という積極的中立。
●学校は忙しい

P.15
外国籍のメンバーはいる?
●外国にルーツのある人はいる
●若者に特化したテーマではないので外国人差別については取り扱ってない。

常勤スタッフの給料はどこから?
●日本の助成金は政治家と付き合うのでもらえない
●日本の助成金は少額
●海外の助成金は金額が大きく積極的。
●派生して…
●イベントに後援もらえないこと多い
●世田谷区は保坂区長のおかげで都立公園使える

P.16
有権者として投票以外でできる事
●一人でやると時間もかかるので、共通項があるところで繋がって、一緒に動ける関係を作る
●SNSもいいし、リアルな場も大事
●違和感を表に出す
●モチベーションを作るのは人との繋がり
●問題意識を持つのは大事だが、強すぎるとつらくなるからリラックスも大事
●1人の10よりも、5人で3ずつ出す


今年度前半、「ラシク横浜みらいサロン」と称し、横浜市長選挙を取り巻く様々な視点から、3回シリーズで取り組んできました。

そんななか、8月の横浜市長選挙では山中竹春市長が2期目の当選。

みなさんはどう受け止められていますか?ラシク045で横浜市長選挙について取り組んだのは2021年に続いて2回目ですが、今回はここで終わりません!

みなさんと取り組んだことをまた次へしっかりと繋げていこうと、実行委員メンバーとともに静かに熱く準備を進めています。

まずはその第一弾!若者たちの声を社会へ届けるべく、継続的に取り組みを実践していらっしゃる

「一般社団法人日本若者協議会」代表理事の室橋祐貴さんをお招きし、学びのサロン開催です。

堅い話は苦手??大丈夫!

みんなで聞けば怖くない:ハハハ:素朴な疑問、質問は、そのまま素直にぶつけてみましょう。

それができてこそのラシク045ですから:スマイル:

会員以外も大歓迎の公開企画です。

ふるってご参加ください!

【日時】2025年11月14日(金)19:00〜21:00(予定)【開催形式】ハイブリッド開催【会場】定員 20 名    神奈川区地域子育て支援拠点かなーちえ    横浜市神奈川区東神奈川 1-29 東部療育ビル 3 階【オンライン】Zoom の URL はお申し込み後に【参加費】無料【お申し込み】https://x.gd/maSks【締切り】2025 年 11 月 12 日(水)

チラシ(PDF)ダウンロード>>こちら
【主催】一般社団法人ラシク 045

この事業は公益財団法人アイネット地域振興財団助成を受けて実施いたします

【協力】NPO 法人アクションポート横浜【問い合わせ】rashiku045@gmail.com(担当:石井)